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皆様の下肢静脈瘤に対する認識や疑問


皆様の下肢静脈瘤に対する認識や疑問を下記にまとめました。




Q.下肢静脈瘤の主な症状と手術のタイミングは?

A.患者様の自覚症状で一番多いのは、ふくらはぎの静脈のコブですが、それに伴って、ふくらはぎのだるさ、重さ、張るような痛さ、硬結や発赤を伴った強い痛み(血栓性静脈炎)、ほてり、むくみ、こむら返り、皮膚炎、色素沈着や硬化、潰瘍のどれかがあれば、静脈瘤と関連している可能性が高いと思います。症状はふくらはぎに出ることが多いですが、原因は下肢の付け根や膝の後ろからの奥にある根っこの静脈逆流であることが多いです。上記の症状のいずれかがつらいと感じた時が手術のタイミングだと思います。


Q.血の塊(血栓)が心臓や脳に飛んだりすることがあると聞きましたが?

A.下肢静脈瘤が原因で肺塞栓症や脳梗塞になる可能性は非常に低く、手術を勧める理由にはなりません。
また、下肢静脈瘤で潰瘍が起きる確率は1%くらいであり、私の今までの経験(100肢以上の潰瘍治療経験があります)では、下肢切断になるかもといわれて紹介された患者様も見えましたが、病態に応じた治療(入院が必要な治療もあります)で、ほぼすべて治癒しています。。


Q.静脈をとったり閉塞させた後、別の道を作らなくても大丈夫ですか?

A.処理する静脈は、立つことによって重力に負けて足先へむかって血流が逆流してしまう静脈です。これを取ったり閉塞させたりすることで、他の一生懸命上向きに心臓に向かって流れている静脈の負担を増やさないようにすることが手術の目的です。したがって代わりの血管をつける必要はありません。


Q.術後の痛みはありますか?すぐに歩けますか?

A.どういう方法でやったとしても、痛みは全くないと言えばうそになってしまいますし、治療の方法でも変わってきます。また、同じことをしても、人によって痛みの感じ方は驚くほどに違います。ただ、痛みが強くてのた打ち回るということはありません。ほとんどの方は痛み止めの飲み薬を必要としません。本人に痛み止めを渡してしまうと痛みが少しでも飲んでしまう方が多いですが、軽い痛みにはあまり効果がないことが多いばかりか、乱用して副作用が出てしまいがちですので注意が必要です。
また、手術の後、麻酔の仕方によっては、歩けるのに90分程度少し休憩していただくことはあります。日帰り手術の後、その日の車の運転はやめて下さい。


Q.仕事はいつから復帰できますか?

A.軽作業であれば、帰宅してすぐからでも可能です。特に帰宅後の安静や運動制限は必要なく、かえって通常通りに動いていただく方が合併症は少ないです。仕事への復帰に関しては、これも同じ手術をしても、人によっての感じ方も違いますし、社会的な背景でも変わってくることです。通常のお仕事であれば、翌日から復帰していただいて結構です。







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