おおたクリニック 外科・内科・胃腸科・リハビリテーション科
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膝が痛む

◆原因

高齢者の膝関節痛は、変形と炎症からくることが多いものです。変形性膝関節症と慢性関節リウマチが最も頻度が高いようです。

過重な体重による膝へのストレスとそれに老化現象が加わり、関節軟骨が摩耗して半月板の損傷が生じ、関節の辺縁に化骨(骨のトゲ)が形成されて関節のすりあわせが悪化し、膝関節の変形が進行、それが変形性膝関節症です。
時に、曲げたり伸ばしたりができにくくなり、さらに進むと、関節内に水(余分な関節液)がたまって膝がはれてきます。変形性膝関節症は、肥満した中年女性や高齢の男性にみられ、下肢はO型に変形します。
一方、自己抗体および病原菌による炎症で痛む場合が慢性関節リウマチ、化膿性膝関節炎などです。

症状に「朝のこわばり」があり、起床の際にしばらく体を布団のなかで動かして少しずつ体をほぐさなければならないときは、リウマチ性が考えられます。

この場合、血液検査でリウマチ因子の検査を受けることです。このリウマチ因子は、膠原病などに現れる自己抗体の一種です。 化膿性膝関節炎は、不潔な関節穿刺などから生じたり、膝関節周囲の骨髄炎などから生じたりしてきます。膝関節が痛み、関節液にうみが混ざってきます。

 

◆対応と注意点

変形性膝関節症の場合、肥満の解消につとめることはもちろんですが、急性期は安静の推進に心がけ、少し痛みが改善したところで適度な運動療法として、膝に重力をかけない運動を行うことが大切です。

たとえば筋力や靱帯の増強訓練として、椅子にかけたままで膝の屈伸運動を行うことや、水泳などがすすめられます。日常生活の注意点は正座を避ける、重いものを持って階段を駆け上がらないことなどです。慢性関節リウマチによる膝の痛みの場合、時期により生活上の注意も違ってきます。
微熱がある場合は、全身や関節の安静がまず必要です。安定期にはいったときは、1日数回の深呼吸を行い、腹筋や手足の筋肉を動かすようにします。入浴後に運動すると効果的です。
この病気は、精神的な影響を強く受けるため、安定した生活ができるようにサポートします。

 

◆治療方法

変形性膝関節症の場合、保存的治療としてはパラフィン浴などの温熱療法、ステロイド剤の関節内注入療法。さらに関節鏡による手術や、重症例には人工関節置換術もあります。 慢性関節リウマチの場合も同様ですが、基本的にはリウマチの一般 の療法に従います。長期にわたっての治療が必要とされます。膝にサポーターを巻いたりするのも効果的です。赤外線療法、パラフィン浴、湿布療法、重症となれば整形外科的治療が行われます。 化膿性膝関節炎は、抗生物質の局所投与など感染症の治療が優先されます。

 

◆変形性膝関節症とは?

何となく最近膝が重たい、こわばる、階段の昇り降りがつらいといった症状はありませんか。
実はこれが変形性膝関節症の始まりなのです。症状が進んでくると歩く時も痛くなり、膝が腫れて、時には関節に水がたまることもあります。

 

◆検査

レントゲンでは関節の狭間が狭くなり、ひどい時には骨棘と呼ばれる骨の棘が見られることもあります。最近では、MRI(核磁気共鳴装置)といってレントゲンではうつらない関節の骨と骨の狭間にある骨の表面 の(軟らかい骨)軟骨(クッションの役目をしている)半月板等も詳しく調べる機器もあり、レントゲンで変化がでる前の極めて初期の段階で発見できるようになってきました。

 

◆治療法

手術になる場合もありますが、薬、注射、リハビリテーション等でかなりの患者様は症状が軽くなっておられます。薬は一般的な痛み止め、消炎剤等は元より、最近話題のコラーゲン、コンドロイチンも大変有効です。一般的に大腿の筋肉が衰えることによるものが多く、重錘を足につけて脚上げ体操が推奨されていますが、重錘なしで自分の脚を上げる気になって大腿に力を入れることから始めて下さい。

現在では電気刺激を利用して痛みもなく楽に筋肉が鍛えられる機械も出回っていますので整形外科医に相談するか、リハビリテーション用の本格的な機械(EMS)を整形外科で行われることが安全だと思います。

これらの方法で効果が得られなければ、関節内注射という方法があります。注射と聞くと非常に痛いものだと考えがちですが、無痛とはいいませんが、さほど苦痛なものではありません。 比較的炎症が強い時は、ステロイド剤が有効ですが、あまり頻回に使用すると軟骨(骨の表面の軟らかい骨)の治りを遅くする可能性もあり、注意が必要です。
最近、欧米でも膝のクッション剤と称して大流行していますヒアルロン酸製剤ですが、元々は日本で開発されたもので以前より日本では使用されてきた注射です。軟骨を修復する作用もあり、非常に有効な注射であり、長年効果が認められ続けている注射です。

ただし、注射のみの治療では不十分であり、車で例えればエンジンオイルのようなもので、辷りはよくなりますが、傷んだエンジンそのものである関節は交換することはできません。しかし、その調整により動きは復活させることは可能と考えます。つまり、注射とリハビリテーションの組み合せが重要であり、専門の理学療法士の役割は非常に大切です。

2007.9.26
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