おおたクリニック 外科・内科・胃腸科・リハビリテーション科
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インフルエンザとは?

そろそろ寒い季節がやって来ようとしています。
寒い時期には皆さん体調も損ないがちで、抵抗力も弱ってきて、風邪など厄介な病気にかかってしまうことが多いものです。

しかし、分かっていても忙がしさにかまけて、なかなか早めの治療が出来ない為に、かえって重症になって後悔するという嫌な思い出をお持ちの方は多いのではないでしょうか。 また子供では、ウィルス性脳炎といった重篤な後遺症を残すこともあり、65歳以上のお年寄りでは、抵抗力の低下から亡くなる方もたくさん居られます。

そこで、今年こそはそのような失敗をおかさないように、前もって十分に予防しておきたいものです。
    
インフルエンザとは 症状は普通の風邪に似ていますが、より重症で、全身に強い症状がでます。普通の風邪が流行しても死亡者はあまり出ないが、インフルエンザが流行すると特に65歳以上の高齢者で死亡率が高くなります。

 
スペース インフルエンザ 普通の風邪
伝染性 飛沫感染、しばしば強力 飛沫感染、あまり強くない
発病 急激に悪寒、頭痛で発症 徐々に起こる、鼻やのどの乾き
主症状 全身の痛み、食欲不振、倦怠感 鼻やのどなどの局部症状 (くしゃみ、鼻水、鼻づまり) 、咳、たんなど上気道症状
寒気 3〜4日続く、強い悪寒 軽い
発熱 高熱(38〜40度) 微熱
関節痛 筋肉痛、頭痛を伴う強い痛み 軽い
鼻水 1〜2日たってから 最初からある
経過 合併症さえなければ1週間で回復 2週間くらい長引くことが多い
治療法 ワクチンによる予防
発症したらひたすら安静、抗生物質は無効で、無理に熱を下げない
対症療法、休養、のどの乾燥を防ぐ

 

※65歳未満の健康な人の場合、予防接種を受けると5人に4人が発病しなかった。

多くの場合、何種類かのウイルスが複数感染して、感染後1時間で細胞内のウイルスは100個になり、1日経つと100万個に増え、細胞を破って細胞の外に飛び出す。それを体は外へ流そうとするため、鼻水がひどくなる。

つまり鼻水が多く出るようになっている時には、すでにウイルスは細胞にまで侵入している。ウイルスが好きなのが、35〜36度なので、それ以上の発熱では増えなくなる。同時に熱が上がると、ウイルスに対抗する免疫物質が活発になり、ウイルスをやっつける。また発熱で関節などが痛くなるが、これで体が動かないから休むことができる。

インフルエンザの場合、1回目の感染では体の中に抗体ができるのに約1週間かかる。しかし一度そのウイルスに感染した後には、体の中の抗体を作るリンパ球ができ、2回目にはたった1日で抗体を作ってしまうので、同じ型のウイルスにはかかりにくくなっている。

1. 十分な休息(全身管理)
2. マスクの装着(外出時、就寝時)
3. うがい、手洗いの励行
4. インフルエンザワクチンで予防
   
  
自己免疫力がはたらいているうちは、鼻やのどの粘液分泌細胞から粘液が出て、ウイルスを洗い流してくれる。しかも、ウイルスを含ん粘液(たんなど)をせん毛細胞がほうきのようにはたらいて外に掃き出してくれる。

自己免疫力が弱ってくると、ウイルスを外に掃き出すことができず、風邪にかかってしまう。風邪のウイルスの種類は200種以上。代表的なものにはライノウイルス、コロナウイルスなどがあるが、種類が多すぎるため、感染してもどのウイルスのしわざかは判別できない。
血液中のマクロファージ(白血球)は、入ってきて爆発的に増えたウイルスを食べ続け、数を減らそうとする。同時に視床下部の体温中枢に「発熱してくれ!」のサインを送る。日にちが経って気管支炎や扁桃腺炎などを合併すると抗生物質も必要になることがあるが、本来抗生物質は細菌をやっつける薬なので、風邪の初期にはほとんど効き目はない。
   
  
日にちが経って気管支炎や扁桃腺炎などを合併すると抗生物質も必要になることがあるが、本来抗生物質は細菌をやっつける薬なので、風邪の初期にはほとんど効き目はない。
ここで順調に回復すれば、再びかかることは少ない。ただし、別のタイプの細菌が侵入してくると、また風邪をひいてしまう。マスクを着用すれば、冬の乾燥した空気からのどのうるおいを守ることができる。最近では、マスクの保湿性に着目してより密閉性の高いマスクも発売されている。マスクには外からのウイルス感染を防いだり、他人に風邪を移さないようにするという役割もある。

風邪の予防はなんといってもうがい・手洗いが基本。
風邪のウイルスは、一輌の電車に風邪をひいた人が2人いれば車輌中に広がる、と言われるほど感染力が強い。目に見えなくても、手先や体にウイルスがくっついているため、その手で食べ物を食べればウイルスを口の中に運んでいるも同然になる。

家に帰ったらまずうがい・手洗いを忘れずに。


<うがいの仕方>
緑茶に含まれるカテキンには殺菌能力があるため、緑茶でうがいをするとより効果的。紅茶でもいい。
手洗いは、30秒間洗うと、水だけでも無菌になるという。
予防接種の効果が現れるのは2週間ほどかかるといわれており、わが国のインフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬が中心になるため、12月中旬までに済ませた方がいいという結果が得られている。

2007.9.26
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